非日常に身を置く

先日、琵琶湖湖畔で行われた集中瞑想会に参加してきました。
このところ忙しく、夏の疲れも出てくる頃なので、のんびりした環境で瞑
想出来たら、と思って参加しました。他の参加された方々も同じように
ゆっくりしたいと話されていましたので皆同じなのだと感じました。

日々の忙しい日常を送る中で、時には日常から離れた場所に身を置いての
んびりしたい。仕事や家事、それらを全く気にせず部屋で瞑想三昧とは贅
沢な時間です。

初日こそ、雨模様でしたが、その後お天気が回復し、湖畔での歩く瞑想、
屋上でのアサナや瞑想など、自分に向き合う有意義な時間が過ごすことが
出来ました。

よく、忙しすぎて瞑想出来ないとお話を聞く事があります。長年瞑想をし
ている私でも瞑想をせずにうたた寝のまま寝入ってしまったり、日常に追
われていると立ち止まって自分を見つめる事が疎かになりがちです。
本来ならば日常の中で瞑想をし自由になるのがいいのでしょうが、そんな
時は非日常に身を置くことで心身が自由になるように思います。

例えば、旅行などに行けない時は、テレビや音楽なしで過ごすとか、スマ
ホの電源を切るとか。いつもの部屋を花で飾るとか、アロマで満たすと
か。いつもの日常を過ごす部屋に変化をつけてみるなど、非日常を演出す
る工夫も大切なのかもしれません。意識的に瞑想環境を変え、気分を切り
替え、リラックス出来れば瞑想はやりやすくなると思います。

しかし結局、どんなに楽しい非日常を過ごしたにせよ、いつもの日常に
戻ってこなければなりません。私たちは日常を幸せに生きるために瞑想を
選んでいるのだと思います。

日常と非日常の切り替え、メリハリをつける工夫をしながら集中瞑想会で
得た知識、気持ち、開放感を感じながら日々を生きていこうと思っていま
す。

宿泊施設のフロントに栗が飾ってありました。秋ですね。