リセットする秋

やっと秋風が心地よい季節となりました。

今月は法事を予定していました。お彼岸が過ぎると涼しくなっているのではと夫と相談し、秋分の日の数日後にお日にちを決めましたが、予想がはずれ暑い日で汗を流しながらのお墓参りとなりました。彼岸花も赤とんぼもどうしたのかと義姉と話しをしながらお参りをしましたが、本日やっと彼岸花が咲いているのを見ました。折しも義姉がらも赤とんぼを見ましたとラインが届き、やっと秋がきたのだとほっとしています。

昼間はまだ暑い時間がありますが、夜は涼しい風が入ってきます。窓を開け、風を感じ、虫の音を聞きながらする瞑想が私は好きです。初めて瞑想をするために座ったのが秋だったので、虫の音とともに当時の気持ちも思い出すこともあります。自分がわからず、人間関係にも疲れ、ストレスと不安いっぱいだった20代の私は藁をも掴む思いで瞑想を始めました。それから少しづつ変化をし、自分を取り戻しストレスから解放されていきました。

いつも秋を迎えると初心を思い出し新たな気持ちになります。あの頃から比べると瞑想により随分変わりました。それでも秋風に吹かれると振り返る気持ちになります。日々の生活に埋没し、自分をごまかしていないだろうか、分に正直だろうかと。惰性で瞑想をしがちな気持ちをリセットする秋でもあるのです。

今年はことさら暑く、冷たい物の取りすぎなのかここにきて胃腸も調子が気になるところです。静かな瞑想を心がけ猛暑で乱れた心と体を癒し、ゆっくりと自分を取り戻していきたいと思ってます。

赤いトンボのイラスト - アカトンボのロイヤリティフリーベクトルアート