変化する景色

最近瞑想をしていると心がざわつく事があります。

体調も戻り、表面的には悩んでいる事はないのですが、心の奥の方で不安に感じる何かがあり、そこから小さな波紋が広がるような。それは瞑想しないと感じ取れないくらいの小さな不安の種。自分の心の奥を観てみると漠然とした老いへの不安があるのだと気が付きました。

20代の頃から瞑想をしているのでその都度心を覆う悩みは違いました。瞑想を始めたきっかけは家族関係でしたし、それからも仕事や恋愛など数多くの悩み事があり、それらの私の心を彩った悩み事は今となっては過去の私の一部であり懐かしい心象風景です。

少し前は介護問題、義両親をが亡くなってからは体の老化現象など、年代ごとの悩みは尽きず変化していきました。生きている以上悩みはあり、だからこそ瞑想をするだと思います。

そして60代になった私が感じているのは老いへの不安。介護した身としては年を重ねることは簡単ではない事を知っています。それと急激な社会の変化も高齢者になりつつ身として不安になるのかもしれません。

ただわかっている事は心の景色は変化するということ。その都度眺め、受け入れていくしかありません。これからの自分をしっかり受け止める覚悟。そして今回不安になった私は今をしっかり生き切っていないのかもしれません。今を充実させていこうと心が変わったら何だか明るい気持ちになりました。