祖母の想い

最近、気が付いた事があります。

生まれ育った我が家は6人家族でした。祖父母と両親そして弟。私は祖父母が大好きでいつも祖父母の部屋で過ごしていました。活動的で物知りな祖父と優しい祖母。両親に叱られて泣いて祖父母の部屋に逃げ込み祖母の布団で眠った事も。叱られた記憶はなく愛された思い出ばかりです。

祖母は優しい人でしたが、口うるさいところもありました。特に男性を立てるという昔ながらの考え方で祖父は勿論、父や弟にも何もさせない人でした。母に対しても色々あったようです。母は友達も多く社交的な性格だったので、出歩く事に対し小言を言っていた記憶があります。家族第一、男性を大切にして女性は控えめに。それが家庭円満。

夫の実家は私が生まれ育った田舎と違い、都会で核家族。義母も働いていたので、夫はどちらかと言えばあまりこだわらない性格だと思います。なのに私は夫がいると出かけるのをためらってしまう。家にいて欲しいと言われた事はないのに罪悪感を感じて…。私を支配していた見えないもの。

私自身は祖母に何も言われていないのにしっかりと祖母の想いが受け継がれている事に驚きました。母に言っていた小言や日ごろからつぶやいていたあり方について。知らない内に浸透していました。もう亡くなった人の一昔前の価値観がずっと私を縛っているなんて。そして気づいた以上はその想いは捨てたいと思っています。

多くの人が幼少期に言われた言葉が刷り込まれ、知らない内に行動を制限されているのかもしれません。無意識に選んでしまうのはもうやめて自分らしい選択をしたい。

祖母もきっと母親からの教えを受け継いできたのでしょう。それが家族のためだと。祖母から注がれた愛情はしっかりと受け止め私は自由になろう。自分を大切にする生き方や行動をしていきたい。勿論夫も大切にしながらこれからの人生に制限をかけずに楽しみたいと思っています。