瞑想の秋

初めて瞑想をしようと座ったのが秋でした。まだ20代半ば。ストレスとから逃れたい、ただそれだけでした。その時はよくわからなかったけど直観で瞑想が良さそう、まだ金井先生にもお会いしていない静かな秋でした。

心の不安とは裏腹に、座ると心地よい秋風、涼やかな虫の音、差し込む月の光に癒されました。表面に現れる波とは別に、静かな世界が確かに内側にあるのがわかりました。今まで知らなかった清らかな清水を発見したかのような喜びを初心者ながら感じていました。その癒しの清水に触れると元気になる、そんな気持ちで瞑想を続けていました。

なので私にとって秋と言えば瞑想です。初心に戻って取り組もうという気持ちになるのです。ただ今年はあまりに暑くて窓を開ける時期が遅すぎたようで気持ちの良い秋風も虫の音も体験できませんでした。先日、スーパームーンの時に窓を開けて瞑想しましたがもう肌寒かったです。

明後日からは11月。これからは温かくして瞑想をするための工夫が必要になります。残り少ない秋の瞑想をもう少し楽しんで続けていけたらと思っています。