ライブの醍醐味

コロナの第6波も収まりつつあった春先、私達夫婦が大ファンである山下達郎さんのコンサートツアーのお知らせが届きました。ファンクラグで申し込みをしたのが4月で、7月半ばののNHKホールが当たりました。その頃はコロナも夏頃には収まっているのではと思っていたので今月になり、新たな第7波を心配をしつつ、3年ぶりのツアーを楽しみに過ごしていました。

コロナ禍で達郎さんは新しい試みでライブ配信をされ、私もリビングで楽しむライブを気に入っていました。トイレの心配もしなくていいし、人目を気にせず一緒に歌ったり踊ったり。ライブが終わって満員電車で帰る必要もない。自宅で素敵な音楽を聴けるなんて本当に時代は変わったと思いました。

ちょうどその頃からユーチューブなどを良く見るようになり、家にいながらにして、色んな事が楽しめる事を知り新たな扉が開いたようでした。そんな生活に慣れてしまったせいか、3年ぶりのライブが楽しみであると共に緊張も感じていました。

さて、コンサートの当日、声出しはNGで拍手のみ。でも久しぶりに集ったファンの皆さんの熱気が凄かったです。相変わらず伸びやかな達郎さんの歌声と楽しいトーク。バンドのメンバーの皆さんが楽しそうに演奏されている姿。この時を待ちわびていた観客のエネルギーがミックスされホールが大きなパワースポットのようでした。これがライブの醍醐味だったと久しぶりに感じ、震えました。その夜は全力で運動会を楽しんだ子供のようにぐっすり眠りました。受け取ったパワーに酔ってしまったかのようでした。でも翌日爽快に目覚め、心身が満たされている事を感じ、どんなにバーチャル技術が進んでも、直に触れる体感の大切さを思い出しました。

しかし、その後、第7波は勢いを増し、達郎さんも現在療養中で、コンサートも何本か中止となりました。一刻も早く回復され、コンサートの再開を祈るばかりです。本当に皆さんが待ちわびているのですから。

そして体感の素晴らしさを思い出した今、コンサートだけではなく、心を震わす経験を重ねる喜びを再び取り戻したいと願っています。