心次第で変わっていく

心が沈みがちで暗くなった時にすること。まず寝る。それから好きな音楽、そして読書。音楽はその時々によって変わるけど、読む本はいつも時代小説と決まっています。

特にお気に入りの小説は宇江佐真理さんの髪結い伊三次捕物余話シリーズです。私のキンドルにはこのシリーズはほとんど購入済で何度も読み返しています。廻り髪結いをしながら同心の手先となって働く伊三次達の江戸の日常。結婚し子供が生まれて時が経っていく過程を伊三次の家に居候するかのごとく読み進めていくと心が穏やかになっていきます。何故江戸なのかはわかりませんが、私は町人と武士が仲良く関わる江戸の有様が好きです。読書というショートトリップを重ねて心をほぐしていくのです。

でも音楽も読書も一過性の感じがします。その時は気が晴れ、明るくなっても根本が変わらなければずっと気晴らしをし続けなければなりません。そうなってくるとやはり瞑想が大切になってきます。心が暗い時、座るのも辛いという事もあるでしょう。短くてもいいから瞑想をしてみる。無理せず座り続けていたらきっと少しづつ変わっていくことでしょう。

今朝、瞑想をしていたら、すべては心次第、という言葉が浮かんできました。そうか、外で色んな事があっても私にできる事は自分の心を整える事だけなんだ。その心次第で変わっていけるのだと気づく事が出来た朝の瞑想でした。