暑中、閑有り

8月も引き続き猛暑でした。先月はまだ暑さを楽しむ余裕もあったのですが、さすがに暑さはこりごり。友人や知人にも体調を壊す人が増えてきました。

数年前、8月の終わりに体調を崩し、入院をしたことがあります。とても暑い夏でしたが、義両親の介護で忙しく汗を流しながらバタバタしていました。暑さが体力を奪い免疫力が落ちるという事をその時に経験しました。年齢的にも元気でありたかったし、自分の体力を過信した結果でした。それ以来8月は夏の疲れが出る頃だと認識し、気を付けて過ごしています。

夏という季節のせいなのか、気持ちも浮つきがちになる気がします。若い時はギラギラした感じが楽しいと思ったものですが、ずっと走り続けるような感覚になり静かで穏やかな時間が欲しいと思ったりします。猛暑だからこそ清らかな泉に出会いたくなるのです。

もう何年も瞑想をしていますが、瞑想はまるで清らかな泉に身を浸しているようだと最近思います。どんなに暑くて騒がしくても、泉に出会うと静かな世界が広がっていきます。免疫力が落ちるこの季節は気持ちもリフレッシュしたいと思います。

忙中閑有りという言葉がありますが、暑中閑有り。閑は暇というよりか静けさ。今の気持ちにぴったりです。