令和の時代

この一か月、平成最後のという言葉をあちこちで耳にしました。一つの時代を統括するような番組や記事を目にし、知らず知らずのうちに改元の気運が高まったような気がします。

実家の祖父は明治生まれ、祖母は大正生まれ。子供の頃、前の元号はとても昔のように感じていました。今回の改元で昭和生まれの私も古くなった感じがして上昇の気運に乗り切れないでいるような気がしていました。新しい波が押し寄せてくるのに追いやられているような感覚。それは何なのでしょうか。

先日、目薬を入れた後、ティッシュペーパーで目を拭き、ゴミ箱に捨てようとしてうっかり目薬を捨ててしまいました。無意識の行動に責任が取れなくなったと自信を失いました。大切な物を落としても気づけない事もあり、感覚も怪しくなりました。今を生きているのに、目の前の時間が薄いと感じます。昔はもっと濃く、ゆっくりしていたような。

きっと有りのままの自分を受け入れていないからあせりや不安で心に歪が出来ていたのでしょう。自分では気づいていませんでしたが、老化やどうでもよい価値観に縛られていたかもしれません。私のままで、目の前の時間を大切に過ごそう。そう心を切り替えたら急に令和の時代がキラキラと輝いて感じられました。変化を受け入れて私らしく。令和の時代も瞑想とともに楽しく生きていきたいです。