少し前だったと思いますが「コロナ前には戻れない」という記事を読みました。ステイホームで人に会わない生活を送る中で、今まで外面ばかりにお金を使ってきたけど、自分の内面に気を配ったらとても快適になったという内容だったと思います。人に会うためのおしゃれな服の代わりに、着心地の良い部屋着を買う。他人に見えない部分を大切にする事で気分がよくなった。本当は苦手だけど付き合いで参加していた飲み会や食事会がなくなり楽になったという人もいるようです。
確かに私もずっと買い換えたかった家電を買ったり後回しにしていた整理をしたり。時間とお金を生活のために使い、日々のくらしが快適になったので納得です。またお酒を飲まない私は、お酒の席が苦手なので楽になった気持ちもよくわかります。かつての社会は会議は全員参加、集会は参加が義務など、建前重視で本当は意味のない事も沢山あったように思います。
慌ただしく時間が過ぎ、何も疑うことなく流れるように年を重ねていた以前の社会。立ち止まり、外に向いていた意識を自分に向ける事が出来た人は、このコロナ禍で豊かになったのかもしれません。外に合わせる生活から自分を大切にするために生きる。もしかしたら瞑想をしてみたいと思う人も増えるかもしれません。
ただ、色んな事を体験する楽しみは早く戻ってほしいものです。ユーチューブで素敵な景色を見てもそこの場所の空気までは感じる事は無理です。友の笑顔や語らい、家族との触れ合いなど体感してこそです。一人で瞑想するのも良いですが、皆で集まってする瞑想や波動の良い場所での瞑想はとても素晴らしいものです。
いつコロナが終息するかはわかりませんが、それぞれが変化の中で大切な物を再発見し、自分を大切に出来る新しい世界になればいいと思います。今は瞑想教室も休会していますが、新しい世界で変化した人たちと一緒に瞑想出来たらと願っています。
