BSで放送している「カリスマドッグトレーナー」というアメリカの番組がお気に入りで
時々見ています。カリスマドッグトレーナーの男性が飼い犬で困っているお宅に出
向き、問題を解決するという番組です。
我が家には犬はいないし、これからも飼う予定はありません。犬で困っているわけ
ではありませんが、優しくパワフルなカリスマドッグトレーナーが犬だけでなく、飼
い主の意識まで変えてしまうのが興味深く、つい見てしまいます。
犬は飼い主のエネルギーを感じ取っているとトレーナーは言います。飼い主がイ
ライラしたり恐れを抱いていると、犬は不安になったり、支配的になるそうです。
その結果、吠えたり噛みついたり、問題行動がエスカレートしていきます。
「毅然とした態度で穏やかに」がトレーナーの口癖で、犬は群れを作る動物なの
で、リーダーの態度次第で変化をしていくとアドバイスしています。
確かに動物は目に見えないエネルギーを感じ取っているのだろうと思います。
田舎にいる頃、山間部の農家に猿やイノシシが畑を荒らす被害が多発していまし
た。聞いたころによると、動物たちは決まって平日の昼間、老人と子供しかいない
時に現れて悪さをするのだそうです。
その場のエネルギーを感じているのでしょう。
実際にトレーナーがお困りの犬に接するとあっという間に犬は変わっていきます。
「あなただからできて私には無理」と弱音を吐く飼い主には、そのネガティブさを指
摘し、飼い主の意識も変えていきます。犬は今を生きるのだとか。過去はどうであ
れ飼い主が穏やかで毅然としたリーダーになった途端に犬も従順なペットとなる
のです。それが何とも不思議で痛快です。
自分が変われば周りも変わる。すべては自分が決めているのだと改めて感じま
す。とは言え、いつも明るく穏やかになれない時があるのも事実です。
私は元々心配性で、以前は失敗を恐れいつも不安でいっぱいでした。瞑想で心を
解放していくにつれ、乱気流のような心が穏やかに変化し、環境も改善していきま
した。
すべては自分の心次第。
番組を見ながら、私には瞑想があってよかったと思うのです。