今年は葉書の値上がりの影響もあって、年賀状が減りメールやラインでのご挨拶が多かったように思います。そんなメールをチェックしていた年明け、見慣れない宛先からのメールがあり、それは友人のお姉さまからのものでした。昨年病気療養中だった友人の訃報を知らせる悲しいメールでした。
昨年の今頃、彼女から病気を告げられました。手術の前、お守りとお見舞い送ったら頑張ってくるねと電話があり、元気になったらお守りを返しにお礼参りに行こうと約束しました。手術後、体力が回復したら連絡するね、とラインがあったきり音沙汰なし。負けず嫌いの彼女のことだからきっと頑張っているのだろうと思っていました。
そんな彼女から泣きながら電話があったのが5月の連休明けのこと。それからほとんど毎日電話がありました。薬の影響で不安になるとその時は話していましたが、今思うと回復しないことへの焦りもあったのだろうと思います。出来る限り寄り添ってあげようと電話に付き合いましたが、Ⅰ時間使くネガティブな感情をぶつけられ、私自身も疲弊していくようでした。
最後にやり取りをしたのは7月の終わりでした。その後私は扁桃腺炎となり、8月は咳が続いておしゃべりどころではなかったので気になりつつも連絡出来ないでいました。ぱったりと連絡が無くなった事へ不安を感じながら過ごした秋。元気でいて欲しいと願いながら送った年賀状にお姉さまがメールを下さいました。
8月の終わり急変したとのこと。あの頃、咳が出て大変だったけど連絡してあげれば良かった。もう一度。
コロナ禍。よく彼女と電話で話をしました。病気になる前は本当に楽しい人で彼女とおしゃべりするのが大好きでした。コロナが終わったらあそこに行こうねと未来の話を沢山しました。私よりちょっと年上。やりたい事、沢山あったよね。
人生って長いようで短い。肉体が自由に動くうちに悔いなく動いて楽しんで生きていきたいと思います。最後にけいこちゃんありがとう。時折悲しくなるけどもう前を向くね。そしてどこかの世でも友達になってお話しましょうね。