変化を実感する

ここ数年、ほぼ毎月ランチをご一緒していた仲の良い友人が、ダンナ様の
海外赴任に同行し、引っ越すことになりました。

毎月、日にちを決め、マッサージに行ったり、お芝居を観たり。頻繁に会
うわけではないけど定期的に会い、近況を報告し合う。時には愚痴を言っ
たり慰め合ったり。私にとっては楽しみなひと時でした。そしてその時間
はずっと続くものだと思っていました。

この春、母の日の話をしている時の事。例年なら母親に何を送ったのか、
の話になるのですが、「実は今回から頂く側になったのよ。」彼女の告白
に息子さんが結婚された事を思い出しました。可愛いお嫁さんを迎え、友
人がお祝いしてもらった事が私もとても嬉しく、彼女の子育てがひと段落
したのだと感じていました。だから、ダンナ様に同行し夫婦二人の生活を
選択した友人の事が理解できました。

そしてこの出来事は、全ては変化する事を改めて実感させてくれました。
時は流れ、いつまでも続くという事はない。知らないうちに変化に鈍感に
なっていました。友人が選択したように私もやるべき事をしっかり選んで
いこう。しかしことさら寂しいのは私が年を取ったからかもしれません。
「海外での一人の時間に瞑想をしてみようと思う。」金井先生の本を持っ
ていくという彼女にお香と香立をプレゼントしました。

数年後、お互い元気で会えるように。そして遊びに行けたらいいな、とい
う希望も持ちつつ、異国へ旅立つ友人の健康と幸せをお祈りしたいと思い
ます。

暑中お見舞い申し上げます。
クーラーは欠かせませんが、この夏は冷えすぎないようにしています。
皆様もご自愛くださいませ。