物は物

この秋は義父の亡くなった後の手続き等で、紅葉を見る間もなく慌ただし
く過ぎていきました。実父の納骨で、久しぶりに里帰りした際、凛とした
寒さに故郷の秋を感じ、色づき始めた山々に懐かしさに包まれました。し
かし、法事もとんぼ返り、あっという間の里帰りでした。

先日、実家の天袋にあったという掛け軸を数点、義妹が送ってくれました
が、未だに荷ほどきしていない状態です。我が家には床の間もないし、い
らないといったのですが、沢山あって義妹も困ったので
しょう。値打ちが
あるのかないのか、でも捨てるには勇気がいります。
義両親宅の冷蔵庫も水が漏れてきたので、洗濯機と一緒に処分することに
しました。大型家電も捨てるのは大変です。その他、沢山の家具類も残っ
てますし、生活していた場をキレイにする作業は思った以上に大変です。
義母などは義父の服さえも捨てる時には抵抗しました。いい服だからと
か、数回しか着ていないとか。誰かにもらってもらって欲しいと義母はい
言いましたが、ハイハイと返事をして捨てました。随分片づけたつもりで
すが義両親宅にはまだまだ山のように物があります。

私もどちらかと言えば捨てられないタイプ。でも物は物だと改めて思い知
りました。死後、物は誰かが処分しなければなりませんし、高齢になった
時に必要な事は心の豊かさだと思っています。これからは必要な物だけに
して、出来るだけ断捨離をして、シンプルな生活を心がけていきたいで
す。