マントラに包まれて

松本市で開催された金井先生のマントラのライブへ行ってきました。

瞑想をする時にお香を焚いたり音楽を使用したりしますが、五感が刺激を受けることで瞑想が深まっていきます。音楽は聴覚ですし、戸外瞑想で風を感じたり木や大地に触れたりするのは触覚、お香やアロマは臭覚になります。マントラもそのひとつです。

マントラは言葉を発することで口を使い、聴くことで聴覚のふたつを使用します。そして言葉の意味を理解することでより深く、音の振動を通してダイレクトに感じ取れるところがマントラ瞑想の素晴らしさだと思います。

今回のライブは金井先生のマントラ、インドの太鼓ドュラク、古代インドの楽器ハーモニアム(風琴のような楽器)の演奏というシンプルなものでした。心地よいドュラクのリズムに、ゆったりとハーモニアムが重なり金井先生のマントラが会場を包んでいきます。

想いが出たらやめ、マントラに集中し、マントラとひとつになりながら深い瞑想へと導かれていきます。誘導瞑想のマントラ、インドの神様を讃えるマントラなど様々なマントラを歌っていただき、心と体でマントラを感じ取りました。

今回参加し、瞑想を始めて間もない頃、金井先生から送って頂いた講話のテープをマントラのように聞いていたことを思い出しました。講話の内容が難しくてわからなくても気にせず、ただ先生の声を感じながら瞑想するだけで、心が満たされていきました。

最近はメモを取り、考えながら聞くことが多くなりましたが、初心に戻り、マントラのように心と体で感じながら聞くことも大切だと気づくことができました。

金井先生のマントラについては「瞑想の息吹」というCDがあります。興味がある方は各教室主催者、または三浦までお問い合わせくださいませ。