若い頃、まだ瞑想を始める前。
ありとあらゆる悩みを抱えていました。親子の問題、仕事について、恋愛
や人間関係など、悩みは尽きませんでしたし、アレルギーもあったのでス
トレスで体の調子も崩しがちでした。
子供の頃から、敏感で人に合わせて生きてきたので頑張れば頑張る程、偽
りの自分が増えていく。自分が何がしたいのか、どんな人間なのかもわか
らなくなっていました。
そんな時、本当の自分が知りたい、と思って始めた瞑想です。直感で瞑想
は自分を知る方法で幸せになる道だと感じていました。散々、カメレオン
のように自分を隠し、あらゆる色をまとい、疲れ果て、他の人が何を言っ
てもいいから私自身でありたいと心の底から望んだ時に感じた光でした。
瞑想を始めて、少しづつ自分が変化し悩みも減っていき最近は本当の自分
について考えることも減ってきました。心のどこかで大切だと知っていな
がら、まぁいいかと棚上げしているような状態でした。
そんな折、先日参加したセミナーで、ノートの最初に自分を知る、と書い
て心がドキッとしました。目先の問題がなくなったとしても私は幸せから
ほど遠い、逃げてはいけないんだと感じました。金井先生は、知ることが
出来なくても知ろうとする事、努力ならできるでしょとも言われました。
一つ階段を上り、長い踊り場にいて、いつの間にか無理をせず平坦なとこ
ろでいいやと留まってしまった感覚です。そこに慣れてしまいもう階段の
事は忘れてしまおうと。
でも気づいた時から少しずつでもいいから前に進んでみようと思います。
あの時感じた本当の自分を知りたいと掴んだ光のような瞑想。もう一度信
じて本当の自分を知る努力を再開しようと思っています。
