コラム

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令和の時代

この一か月、平成最後のという言葉をあちこちで耳にしました。一つの時代を統括するような番組や記事を目にし、知らず知らずのうちに改元の気運が高まったような気がします。実家の祖父は明治生まれ、祖母は大正生まれ。子供の頃、前の元号はとても昔のように...
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穏やかに生きる

2月の半ば、義母が急に体調を崩し、施設から救急車で搬送され、病院に入院しました。一時は集中治療室で意識もなく、私たちも覚悟をしました。目が覚めてからもせん妄がひどく、急に怒り出したり点滴を抜こうとしたり。病院で治療してもらっているという感覚...
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少しの差

私は飲み物を少しづつ飲む癖があります。先日もカップに手が当たり、残っていたコーヒーをこぼしそうになり、ひやっとしました。いつか大惨事になるような気がして、蓋つきの保冷マグカップを購入しました。これならゆっくり飲んでも冷めないし、蓋があるので...
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インドの写真を見て

先日、新年会に参加した折、インドの写真を見る機会がありました。金井先生が今年はインド研修を計画されているので、かつてのインド研修の様子や昨年先生が行かれた時の様子など、なつかしく拝見しました。私が初めてインドに行ったのは20年以上も前だと思...
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義父の誠実さ

この秋、亡くなった義父は大正生まれでした。東京の下町で育ち、兄弟も多く長男であったため早いうちから奉公に出て、志願して戦争にも行ったそうです。義父は戦争の話はあまりしたがりませんでしたが、「食い扶持を減らすためによぅ」と志願した理由を話して...
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物は物

この秋は義父の亡くなった後の手続き等で、紅葉を見る間もなく慌ただしく過ぎていきました。実父の納骨で、久しぶりに里帰りした際、凛とした寒さに故郷の秋を感じ、色づき始めた山々に懐かしさに包まれました。しかし、法事もとんぼ返り、あっという間の里帰...
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生と死

この秋は二つの悲しい別れがありました。義父と実父が相次いで亡くなってしまいました。義父は本当に元気で7月には鰻を食べに行く相談をしていた矢先、夜のトイレ時に転んで骨折してしまいました。入院し、手術を終え、元気になるばかりと思っていましたが、...
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計画の喜び

この夏は暑さが事の外厳しかったように思います。昨年の今頃、体調を崩して入院したので、無理をしないように気を付けて過ごしました。私たち世代は、元気でありたいとつい無理をしがち。友人たちにも昨年の経験を踏まえ、ラインやメールの最後には無理しない...
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奇跡のような毎日

7月は連日の猛暑と災害、私にとってもめまぐるしく色んな事が起こった1か月でした。西日本豪雨では幸いな事に、親戚や知人に被災した人はいませんでしたが、実家の空き家が浸水してしまいました。故郷の街には川沿いに大きな堤防があり、町の大半は被害は免...
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高野山でのリトリート

雨に煙る緑。高野山は雨の中、変わらず静寂なるパワーで満ちていました。私は久しぶりに参加した高野山のリトリートに少し緊張していました。昨年、目を患って遠出は避けてきましたし、体力的にも不安な気持ちがありました。奥の院へ続く参道を歩く瞑想で進み...